2013年9月19日(木)〜21日(土) 軽井沢プリンスホテル

会長挨拶

第62回東日本整形災害外科学会の会長にご指名くださいまして誠にありがとうございます。 この1年間、帝京大学整形外科を挙げて準備に取り組んで参りました。 今回はなるべく多くの会員に出席して頂けるよう様々な工夫をしてみました。 従来、東日本整形災害外科学会は金、土の2日間の開催でしたが、自分の発表時間によっては前泊や後泊が必要でした。 そこで今回は、開会式から閉会式まで参加しても2泊で済むよう木曜の昼から土曜の昼までの開催と致しました。

福島の原発事故から2年以上経ちましたが、放射性物質の正確な分布も人体に対する影響も正しく報道されているとは思えません。 置かれた立場によって様々な意見があることは十分に承知しているつもりですが、今回は冷静に科学的に放射線の人体に対する影響を多くの会員に知っていただきたくて特別講演として、「放射線の人体影響を科学的に知ろう」を取り上げ、長崎と広島の原爆投下以降長年にわたって放射線の人体に対する影響を研究して来られたお二人の先生にご講演いただくことにいたしました。 会員の皆様には科学的に正確な情報を知っていただいた上で、今後の日常診療に生かしていただければ幸いです。
もうひとつの特別講演はガーレイノルズ氏による「プレゼンテーション2.0 〜視覚的に訴え、記憶に残る伝え方とは〜」です。 学会発表は内容が大切なことはもちろんですが、プレゼンテーションの方法が悪いとその内容が聴衆に伝わりません。 そこでそのプレゼンテーションの技術を講演していただくことにしました。 素晴らしいプレゼンテーションで有名なスティーブジョブス氏もガーレイノルズ氏の指導を受けたと言われています。 皆様の学会発表のお役に立てば幸いです。 その他、多くの先生方が興味を持っていると思われるテーマを取り上げ、6つの招待講演、10のランチョン/イブニングセミナー、13のハンズオンセミナー、7つのシンポジウムと3つのパネルディスカッションを企画しました。

学術プログラムだけでなく、楽しいプログラムも沢山企画しました。 ニアピンゴルフコンペ、フットサル、ボーリング、駅伝などの親善スポーツプログラムや全員懇親会など皆様に大いに楽しんでいただけるよう様々な企画を立てております。 皆様、どうぞ奮ってご参加ください。

学会終了後、土曜日の午後には、最近帝京大学で行っている臨床上の新しい試みや基礎研究を皆さんにご紹介する講演会「整形外科カレントコンセプト in 軽井沢」を行います。 この講演会にも是非ご参加ください。 東日本整形災害外科学会とは別に、日整会教育研修単位を4単位取得することが出来ます。 また、土曜の午後から日曜日にかけては新しいリング型創外固定器である"TrueLok"の大規模なハンズオンセミナーも開催します。 外傷治療にも3次元変形矯正にも使用できるとても汎用性の高い創外固定器です。 皆様奮ってご参加ください。 学会の終了後は月曜まで連休です。 勉強は学会中だけで十分とお考えの方は、土曜のお昼から祝日の月曜まで軽井沢の初秋をゆっくりお楽しみください。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。