会長挨拶

第28回 日本運動器移植・再生医学研究会の開催にあたって

帝京大学医学部整形外科学講座
松下 隆

この度は第28回日本運動器移植・再生医学研究会の会長にご指名くださいましてありがとうございました。とても光栄に存じます。今回は特に主題は設けませんでしたが、特別講演をお二人の先生方にお願いしました。受精卵分裂の初期にどの細胞がどの臓器になるかを決めているのはアクチビンの濃度ですが、このアクチビンを発見された浅島 誠先生に「ヒト幹細胞などの再生科学の現状と課題」についてご講演いただきます。もうひと方は異分野である光工学の分野からお招きしました。光を使って操作する光ピンセット技術の第一人者であり、光ピンセットとその周辺技術を生体医療工学へ応用することに熱心に取り組んでおられる岩井俊昭先生には「非接触な細胞操作を実現する新しい光ピンセット技術」についてご講演いただきます。お二人のお話は、皆様の今後の研究にきっと良い刺激になるであろうと確信しております。

会期は11月21日(土)、会場は、秋葉原駅のすぐ近くにあるアキバホールにいたしました。この会場は、2フロア吹き抜けの階段状のレイアウトで350インチのスクリーンと最新の音響設備を備えておりますので、講演が見やすく聞きやすく研究会には最適の会場です。また電気街の真ん中にありますので、休み時間にはお目当ての新製品を見に行かれてはいかがでしょうか。

皆様、どうぞ奮ってご参加ください。